コラム
日本の秋は、旬の食材もさることながら野山の色もきれいな季節です。皆さんは紅葉狩りに行かれることはあるでしょうか?ところで、なぜ紅葉狩りと言うのでしょうか?その由来や、おすすめの紅葉狩りスポット、紅葉狩りでの注意点などもまとめてみました。
「紅葉狩り」と書いて「もみじがり」と読みます。「いちご狩り」や「ぶどう狩り」というのは、いちごやぶどうをその場でもいで食べて楽しむのですが、紅葉狩りと言っても紅葉を木から採って食べるというものではありません。
「紅葉の天ぷら」を名物にしている所もありますが、あまり一般的ではありません。むしろちぎったり枝を折ったりするのはおすすめできることではありません。
本来の「紅葉狩り」の意味は、野山に出かけて色づいた紅葉を眺めて楽しむということです。ただせっかく過ごしやすい季節に野山に出かけるのなら、紅葉の下で旬の食材の入ったお弁当を楽しむのもおすすめです。
もともとは獣を捕まえるという意味で「狩り」という言葉は使われていました。やがて野鳥などの小動物を捕まえることも含まれるようになり、そして果物を採ることも狩りと言うようになったのです。
その名残で「ぶどう狩り」がありますが、「狩り」の使い方は更に広がり、草花を眺めることも「狩り」になります。
紅葉狩りをする習慣は、奈良時代や江戸時代に貴族の間で始まったと言われています。「狩り」が草花を眺める意味に使われたのは、実際に貴族が紅葉を手に取り眺めていたからという説があります。
また、狩りをしない貴族も、紅葉を楽しむのに山や渓谷まで足を運ぶ必要がありました。しかし、貴族の間では「土の上を歩くことはあまり上品ではない」と考えられていたため、「紅葉を狩りに行く」というような粋な言い方をしたという説もあります。
秋の観光で無くてはならないのが紅葉です。地元の山でも十分に紅葉は見られますが、日本には紅葉狩りにおすすめのスポットがいくつもあります。人気が高いスポットの一つが岩手県の三ツ石山です。岩手県では最も早く紅葉が見られる場所で、赤いじゅうたんのような紅葉と秋空のコントラストが最高です。
長野県の白駒の池は標高2115mにある湖で、ドウダンツツジ、ナナカマドなどの葉が色づき、鮮やかな景観が広がります。群馬県の尾瀬ヶ原は2000m級の山々に囲まれた湿原です。木道から眺める辺り一面の草紅葉は、まるでじゅうたんを敷き詰めたような光景です。
東京では国営昭和記念公園がおすすめです。イチョウの黄葉とカエデの紅葉が彩り鮮やかで、全身で秋を感じることができます。
関西なら滋賀県のメタセコイア並木の紅葉がきれいです。道の両側に植えられた約500本のメタセコイアは秋になると黄色からレンガ色に染まっていきます。
東海なら愛知県の香嵐渓、中国なら岡山県の奥津敬、九州なら大分県のくじゅう連山など、全国各地に紅葉狩りのスポットがあります。
紅葉狩りで最も注意することは服装です。山に行く場合が多いので、昼と夕方での温度変化に対応できる服装で行きましょう。また、足元が悪いことも予想されるので、女性のヒールは避けるのが無難です。虫が多いこともあるので、半そでやミニスカートなど肌の露出が多い服装もあまり適しているとは言えません。
そして、意外と重要なのが服装のカラーリングです。紅葉狩りは本来緑色の葉が鮮やかな赤や黄色に変化したものを楽しむので、自分の服の色も密接に関わります。写真を撮る時に背景と同化してしまう色や、周りの景観を崩してしまうあまりにも鮮やかな色の服は、なるべく避けておいた方がよいと考えられます。
他にも、周りに自販機などないことを考えると、水筒などを持参することや、場所によっては拝観料が必要な場合もあるので、いずれにせよ事前のリサーチが必要です。
また、紅葉狩りにマッチした食事が出されている場所もあるので、こちらも事前にリサーチしておくと紅葉狩りがもっと楽しめます。
紅葉狩りは森林の中を歩くことになるのでマイナスイオンもたっぷり浴びることができて、しかもよく体を動かすのでダイエットにもよい効果をもたらしてくれます。
せっかく痩せたいと思って紅葉狩りを選んでいるのであれば、持っていくおやつもダイエットを意識したものにしましょう。おすすめはビーフジャーキーです。
お肉とはいえ100g当たり300kcalほどと、ヘルシーなのがビーフジャーキーの特徴です。しかもタンパク質・鉄・ビタミンBなど、さまざまな栄養素が含まれています。
ビーフジャーキーはよく噛まないといけないので、少量でも満腹感が得られます。牛赤身肉には美肌効果もあるので、紅葉狩りで目の保養をしながら、美しさも同時に手に入れましょう。
紅葉狩りとは、落葉樹が落葉する一歩前の段階、即ち色づいた紅葉を眺めることを指します。「狩り」はもともと動物に対して使われていましたが、果物を採ること、草花を眺めることへと広がっていきました。紅葉狩りが始まった頃、貴族の間では、実際に紅葉を手に取り眺めていたと言われています。
紅葉狩りのスポットは、白駒の池、尾瀬ヶ原、メタセコイア並木、くじゅう連山など全国に何ヶ所もあります。ご自宅の近くでもきっと紅葉がきれいな場所があるはずです。紅葉を見に行く時、意外と軽視しがちなのが服装です。背景と同化しないような服装を心掛けて下さい。
さらに、持って行くおやつは、ダイエット効果があり、栄養価の高いビーフジャーキーがおすすめです。近くの紅葉スポットへ行く時も、カバンにビーフジャーキーを忍ばせておいて下さい。