コラム
皆さんはビーフジャーキーをどのように召し上がっているでしょうか？たいていの方は「そのまま」と答えるでしょうが、ビーフジャーキーは料理の材料にも十分なり得ます。ここでは、ビーフジャーキーを使った何種類かのスープレシピをご紹介しましょう。
ビーフジャーキーは、南米の先住民が肉を長期保存するために、コショウなどのスパイスを牛肉にまぶして作った干し肉が始まりの食品です。スパイスで味を付けているので、料理を作る時に使えば出汁代わりになります。
キャベツスープの材料は鶏肉、キャベツ、玉ねぎ、だし汁、ビーフジャーキー、塩で、だし汁に鶏肉とビーフジャーキーを入れてスープを取り、ざく切りにしたキャベツと薄切りにした玉ねぎを加えて煮込みます。
野菜が柔らかくなったら塩で味を調えて完成です。うす味でさっぱりとした味わいなので、和食にも洋食にも合わせやすいスープです。
ビーフジャーキーはさまざまな料理に使われますが、その一つのビーフジャーキーを使ったポトフをご紹介します。材料はコンソメ、玉ねぎ、ニンジン、ジャガイモ、キャベツ、セロリ、水、ローリエです。
まずジャガイモ、ニンジン、玉ねぎの皮を剥ぎ取り、レンジで加熱して柔らかくしておきます。次にコンソメと水、野菜と、割りほぐしたジャーキーを鍋に入れ15分ほど煮込みます。ビーフジャーキーは煮込みすぎると苦味が出てしまうので注意が必要です。
後はお皿に盛り付けるだけの簡単調理です。具材もたくさん入っているので、おかずの一品としてもいただけます。冷蔵庫にある野菜と合わせて、ぜひビーフジャーキーを使ったポトフを作ってみて下さい。
ヘルシーでみんな大好きなイタリアンスープの一つがミネストローネです。ベーコンもハムもウィンナーも冷蔵庫にない時に試していただきたいのがビーフジャーキーです。
2人前なら玉ねぎ1/4個をざっとみじん切りにします。他にもニンジン、キノコ類、キャベツなど家にある野菜を用意します。レトルトのミックスビーンズもおすすめです。
ビーフジャーキーは適量を手で細かく裂くか、キッチンはさみで1cm程度に切っておきます。鍋にコンソメスープの素と箱に書いてある量の水を入れて沸かし、ビーフジャーキーを投入します。
柔らかくなるまで3分程度弱火で煮たら、硬い野菜やタマネギなど、そしてキャベツなどすぐに火が通る野菜を入れて柔らかくなるまで煮ます。
そこにトマト缶なら100cc程度をつぶしながら、生のトマトなら大き目1個を1cm角程度に切って投入して2分位煮ます。味を見て、塩胡椒、あれば乾燥オレガノなどのスパイスも入れて調整してできあがりです。
ビーフジャーキーを使ったオニオンスープは、玉ねぎの甘味とビーフジャーキーのコクが好相性の一品です。調理時間は10分程度、また予算も200円程度で手軽に作ることができます。
用意するものは2人前として、玉ねぎ100g、ビーフジャーキー20g、水400ml、コンソメ顆粒小さじ2、塩ひとつまみ、有塩バター10g、パセリ適量です。
準備としてパセリを細かく刻む、玉ねぎを薄切りにする、ビーフジャーキーを3mm幅に切るところまで行っておきます。
中火で熱した鍋で有塩バターを溶かし、薄切りにした玉ねぎを入れ弱火にして、玉ねぎがしんなりするまで2分ほど炒めます。
水を入れ中火で熱し、沸騰したらビーフジャーキー、コンソメ顆粒、塩を加え、ひと煮立ちしたら火から下ろします。器に入れパセリを散らすと完成です。
市販のラーメンを簡単にワンランクアップさせるのにビーフジャーキーを使う方法があります。
沸騰した湯にビーフジャーキーを入れてグツグツを煮込むだけです。黄金色に変わり、肉の香りが立ってきたら、ビーフジャーキーのうまみが溶け出した合図です。このスープに茹でたラーメンを加えるだけで、あっさり美味しいラーメンが完成します。
このビーフジャーキースープを基本に、塩昆布を加えたアレンジバーションもあります。旨味の塩昆布を加えることで、肉と海藻の相乗効果でスープに深みが加わります。シンプルなスープなので、飲み干しても、深夜にいただいても罪悪感がありません。
もっと簡単にアレンジしたいという方には、カップ麺に薄切りビーフジャーキーを投入する方法もあります。アツアツのスープにビーフジャーキーを浸しておくと、旨味がゆっくり溶け出します。スープに少し変化が加わるだけでなく、ビーフジャーキーを具としても楽しめます。
キャベツスープはだし汁に鶏肉とビーフジャーキーを入れてスープを取り、キャベツと玉ねぎを加えて煮込みます。
ポトフはジャガイモ、ニンジン、玉ねぎをレンジで加熱して柔らかくし、コンソメと水、野菜と、割りほぐしたジャーキーを鍋に入れ15分ほど煮込みます。
ミネストローネは鍋にコンソメスープの素と水を入れて沸かし、ビーフジャーキーを投入します。タマネギ、キャベツなどを入れて柔らかくさせ、トマトを入れ2分程度に込みます。
オニオンスープは中火で熱した鍋で有塩バターを溶かし、薄切りにした玉ねぎを入れて炒めます。水を入れ沸騰したらビーフジャーキー、コンソメ顆粒、塩を加え、ひと煮立ちしたら火から下ろします。また、ラーメンスープは沸騰した湯にビーフジャーキーを入れてグツグツを煮込むだけでできあがりです。
いずれのスープもビーフジャーキーの旨味と栄養が十分楽しめるレシピです。一度試してみて下さい。
2015 © Suzusho Ltd. All Rights Reserved.
