コラム
寒い日が続くと春がやってくるのが待ち遠しくなります。そして春がやってくると毎年ニュースにもなるのが桜のお花見です。年中行事の一つになっているお花見ですが、この習慣はいつ頃から始まったのでしょうか?お花見にまつわるあれこれを取り上げてみましょう。
お花見は元々中国から伝わったとされる梅の花を観察するための行事でした。日本では、奈良時代に貴族が始めたとされています。平安時代になると、お花見で楽しむ花が梅から桜へと変わっていきます。当時の日本人としては、日本古来の桜への親しみの方が強かったのでしょう。
お花見が庶民に広まったのは江戸時代になってからのことで、それまでの間は貴族や農民、武士が楽しむ行事でした。江戸時代に桜の交配や改良が行われ、その時にできた桜の種類は250種類を超えていたとされています。
明治時代になると、戦争の連続で桜が燃料として燃やされることがあり、桜の品種が激減することになります。そこで、残った種類の桜を、植木職人が自宅の庭での保存や、桜並木を作ることによって残すことに尽力することになりました。こうして残された桜は、その後に全国に広まり、研究施設での品種改良を経て現在に至っています。
平安時代後期の記録書である「新猿楽記」にお団子の名称が記されていることから、お団子は平安時代には食べられていたことが分かります。そして、室町時代には串に5つのお団子を刺したものが定番化していたと言われています。
戦国時代には茶会が広まり、桜を愛でながら食事をするようになりました。お花見でお団子を食べるきっかけになったのは、1598年に豊臣秀吉が京都の醍醐寺で行ったお花見だと考えられています。「醍醐の花見」と呼ばれるこのお花見で、秀吉は全国の銘菓を集めて披露しました。
お花見団子の特徴といえばピンク、白、緑の三色ですが、この色の意味は諸説あると言われています。
ピンクが花、白が雪、緑が新緑を表し、春がやってくる喜びを表現したという春待ち説、ピンクが桃、白が白酒、緑がよもぎを表し、菱餅の色に合わせているというひな祭り由来説、ピンクと白が魔除け、緑が邪気払いを表したという縁起担ぎ説など、どれも季節や風習が色に込められ、日本人の豊かな感性が見て取れます。
お花見は外で行うこともあり、天候に左右されることがあります。そのため事前に準備しておくとよい物がいくつかあります。中でもレジャーシートやウエットティッシュ、ゴミ袋などは必需品になります。
また、お弁当を作って持っていくこともありますが、その際には保温できるスープジャーや保温バッグなどを持って行くと温かいまま食べることができます。取り分けて食べることもあるので、紙皿や割り箸などもあると便利です。
お花見シーズンは寒暖差も激しいので、冷えることを想定してカイロを持っていくのもおすすめです。貼るタイプと貼らないタイプ、どちらもあると便利です。また、ひざかけなどがあると女性やお年寄りの方も助かります。
お弁当を食べた後はレクレーションも楽しみたいので、大人数でもできるボードゲームやトランプがあるとより盛り上がります。このように、お花見は持っていく物により、当日の楽しさも多少変わってきます。
桜を短時間で楽しむ時に欠かせないのが「ちょっとしたおやつ」ではないでしょうか?持ち運びしやすく、低カロリーで子どもから大人まで美味しく食べられる、そんなおやつが理想です。そこでおすすめしたいのがビーフジャーキーです。
お酒のおつまみというイメージが強いビーフジャーキーですが、高タンパク質、低カロリー、噛み応えがあり味わい深いという点から、健康志向の方のおやつとして注目を集めています。
ビーフジャーキーは牛肉を乾燥させたり、燻製したりして作られた保存食です。最近では牛肉の産地や部位にこだわったものや、馬肉や豚肉で作られたものもあります。味付けもスパイシーなものから、日本人の味覚に合わせた和風のものまでバラエティに富んでいます。
通販サイトでは全国のこだわりビーフジャーキーがたくさん販売されているので、お気に入りを探すのも楽しいものです。ビーフジャーキーをあまり食べたことがない方も、ぜひトライしてみて下さい。
お花見の対象が桜になったのは平安時代で、江戸時代には庶民にも楽しまれるようになりました。お花見でお団子を食べるきっかけになったのは、1598年に豊臣秀吉が京都の醍醐寺で行ったお花見だと考えられます。
お花見は屋外が普通なので、レジャーシート、ウエットティッシュ、ゴミ袋などは必須アイテムです。ゲーム類などもあれば楽しみが増えます。食事ができるのならお弁当はもちろんですが、ちょっとしたおやつも欠かせません。そんな時は甘い物だけでなく、栄養満点のビーフジャーキーもぜひ加えておいて下さい。
コロナウイルスの影響で長らく飲んで食べてのお花見は楽しめていません。飲食が解禁となったら、美味しいお弁当やお酒の他にビーフジャーキーも忘れないようにしましょう。