コラム
テングのビーフジャーキーの牛肉は実はニュージーランド産(2020年現在)を使用しております。ニュージーランドには牛肉の他にもたくさんの有名な特産品や動物がいるのをご存知でしょうか?ここではニュージーランドの名産品のいくつかをご紹介します。
ニュージーランドの話になるとよく聞くのが、「ニュージーランドは羊の数が人口よりも多い」ということです。何かオーバーな表現のようですが、ニュージーランド統計局の発表内容からも、この話は本当のようです。
ニュージーランドで最も羊の数が多かったのは1982年で約7,030万頭の羊がいました。当時の人口は約318万人だったので、人口1人当たり約22頭の羊がいたということになります。
その後の2015年になると羊の数は約2,950万頭に減少しています。当時の人口は約460万人だったため、人口1人当たり約6頭の羊の数まで減少しました。
羊の数が減少した理由には、軽くて温かなカシミヤが主流となったため、羊毛の値段が下落したことがあります。
他にも1990年代の干ばつでエサとなる草が育たず、飼料のコストが上がったということもあります。採算が合わずに羊を手放し、乳牛を育てる農家が増えてきたのです。
KIWI(キーウィ)とはニュージーランドの国鳥で、長い嘴、丸い体、トコトコと歩く姿が特徴のニワトリ大の鳥です。
オスの鳴き声からマオリ人が名付けたのが名前の由来です。キーウィと聞くとニュージーランドの代表的な果実のキウイフルーツを思い出します。これは丸くて茶色い姿が鳥のキーウィに似ていることから、キウイフルーツと呼ばれるようになったのです。
夜行性で視力は弱いのですが嗅覚は鋭いものがあります。夜に森の中を歩き、長い嘴で昆虫の幼虫やミミズ、クモなどを捕まえて食べます。
昔、ニュージーランドには哺乳類はコウモリとオットセイしか生息していませんでした。外敵がいないため鳥の多くは飛んで逃げる必要が無く、その結果キーウィも羽が退化してしまいました。
ところが入植してきたヨーロッパ人が外敵となる哺乳類を持ち込んだため、飛べなくなったキーウィは簡単に捕まえられ、その数がどんどん減っていきました。現在ではキーウィは絶滅危惧種に指定されています。
一般的にキウイフルーツとは、マタタビ科マタタビ属の落葉蔓性植物の果実を指します。元々は中国の原産ですが、ニュージーランドが品種改良に成功し、アメリカに輸出するようになりました。そして現在では日本を含め世界各地で広く食べられる果物となっています。
キウイフルーツには品種は数多くありますが、中でもグリーンキウイ(ヘイワード種)やゴールドキウイがメジャーな種類になります。
キウイフルーツはその栄養の高さから、スーパーフルーツと呼ばれています。含まれる栄養素は食物繊維やビタミンC、カリウム、ビタミンEなど多種に渡り、栄養素充足率はバナナやりんごを上回ることが分かっています。
生食が容易なため、まるごと食卓に並ぶことも多い果物ですが、ゼリーやジャム、お酒などに加工されることもあります。
ピーマンの仲間にパプリカという野菜があります。パプリカはナス科の多年草のトウガラシ属トウガラシの栽培品種になります。
ピーマンよりやや大きく、厚い果肉が特徴で、甘味のあるジューシーな野菜です。カラフルな野菜で、日本では赤、黄、オレンジなどのパプリカが出回っています。
生のサラダの他、炒め物や揚げ物としても食べられます。栄養価もピーマンに似ていますが、ビタミンのような物質であるポリフェノールの一種を多く含みます。これによりビタミンCが壊れにくく、その抗酸化作用を高める効果を持つため、加熱調理してもビタミンCが壊れにくいという特徴があります。他にも食物繊維も豊富に含んでいます。
ニュージーランドのおすすめのお土産と言えばマヌカハニーです。マヌカハニーはニュージーランド原産のマヌカというフトモモ科の常緑低木から採取される、高級なハチミツです。
マヌカは小さく白い花をつけ、マオリ人の間では昔から薬として重宝されていました。その葉を煮詰めてお茶としても飲んでいました。
マヌカハニーは普通のハチミツより抗菌作用が強く、ピロリ菌を抑え、消化器系の疾患や感染症の治療に効果があります。整腸作用や動脈硬化の予防の他、美肌効果もあります。
味は我々が普段味わうハチミツと風味や食感は異なります。薬草のような特有の香りと苦味が特徴の濃厚な味わいがあります。
マヌカハニーの入ったのど飴、ケーキなどのスイーツ類の他、成分を配合した石鹸、ボディケア用のクリームなどのスキンケア商品などのお土産もあります。
ニュージーランドを語るうえでよく聞くのが、「羊の数が人口より多い」ということです。統計上はこの言い伝えは間違いではなく、人口の何倍もの羊が住んでいます。
ニュージーランドの国鳥のキーウィは、ずんぐりとしてかわいい歩き方をする夜行性の鳥です。その名前が由来の果物がキウイフルーツです。栄養価が高く、世界中に輸出されています。同じく私たちの食事ではすっかりおなじみになった野菜が、ニュージーランドでたくさん採れるパプリカです。食べる物ではハチミツの高級品であるマヌカハニーも有名です。普段口に入るハチミツとは少し違う風味や食感があります。
なかなかスーパー等でニュージーランド産の牛肉を見かけることは少ないと思いますが、テングビーフステーキジャーキーを食べながらニュージーランドについてすこし調べてみるのも楽しいかもしれません。