コラム
おつまみの定番として人気のビーフジャーキーですが、料理の素材としても様々な使い道があることをご存知ですか。海外ではよく知られた調理方法ですが、日本ではあまり知られていないようです。ビーフジャーキーがどんな料理に使えるのか見てみましょう。
おつまみとして人気のビーフジャーキーですが、実は料理の食材としても活用できることをご存知でしたか?いろいろなアレンジ方法があるので、ビーフジャーキーを美味しく楽しみましょう。
普段そのまま食べることが多いビーフジャーキーですが、実は料理の素材としても活用することができます。南米ではスープの具材にするなど、海外では料理の材料として幅広く使用されています。様々な用途がありますが、代表的なものは煮込み料理などの「出汁」としての活用です。凝縮された牛肉の旨味に加え、初めから味付けされているので、コンソメ等を使用しなくても美味しい出汁が取れます。テングビーフステーキジャーキーは醤油ベースの味付けなので、より複雑な味わいも期待できます。煮込み以外にも、サラダのトッピングや、炒め物に加えるなど、様々なアレンジをして美味しく食べることができます。また、肉やハムの代わりとして使うことができ、生肉よりも使う量が少量で済みます。
具体的にビーフジャーキーを使った料理にはどんなものがあるのでしょう。
ビーフジャーキーは凝縮された肉と調味料の旨み、噛み応えが特徴ですが、色々なお料理にも活用できます。
サラダのトッピングや煮込み料理、スープが代表的ですが、ジャーマンポテトやきんぴら風などの炒め物、さらに炒飯などにも使えます。
更に、お湯や低温のオイルで加熱して出汁を引き出し、そこに、ご飯やうどん、パスタなどの麺類を足しても手軽なごちそうになりますよ。
代表的なサラダやスープ、煮込み料理の使い方は後ほど紹介しますが、もう少しオリジナルなお料理をご紹介します。
調理法の1つは炒め物です。ベーコンやサラミと同じように使うことでいつもと違う一品ができます。
ポテトと一緒に細く切ったビーフジャーキーをゆっくり炒めたジャーマンポテトの応用です。仕上げにパセリをふるとさらに風味が増します。
同様にして、きんぴら風にごぼうとインゲンと痛めたり、炒飯の具として炒めたり。
もう1つの調理法は、出汁として味を出しつつ柔らかくなったジャーキーもいただく方法です。
お湯でゆっくりとジャーキーを煮て、旨みたっぷりの出汁を使って、焼きおにぎりを浸したり、うどんを入れたり、柔らかくなったジャーキーも具として一緒に。葱などを足すとより美味しいです。
洋風な一品なら、低温のオリーブオイルで、細切りのジャーキーとニンニクや唐辛子を加熱したところに、茹でたパスタを加えて仕上げたペペロンチーノ風もおすすめです。こちらは仕上げに黒胡椒をお好みで挽いてください。又多めのオイルに味を出して、パンと一緒に具も油も味わうアヒージョ風も美味しいです。
ビーフジャーキーを「煮込み料理」に使うアレンジレシピが世界中で沢山の方に考案されています。単なる生食肉の代用品としてカレー煮やトマト煮にするだけではなく、味付き肉としてソースやシチュー類の具材に溶かし込む、または出汁を取る物として使用した汁料理や鍋料理などもあることは知っておきたいところです。
ビーフジャーキーを使ったアレンジレシピで特に多いのは「煮込み料理」。大抵のレシピでは生食肉の代わりとして使用されていますが、ビーフジャーキーならではの旨味を活かした、あるいは栄養価の高さに比べての低カロリーさに魅力を感じている方も多いようで、ダイエットレシピとして開発された料理まで様々です。まず多くは、干し肉という特徴により、煮込むと柔らかくなることに着眼したカレー煮やトマト煮などに使用して、肉そのものの風味を味わう利用方法が考案されています。あるいは、パスタソースなど、ソースの具材として、しっかり煮込んで味を引き出すレシピも人気です。また、出汁として活用することができるため、出汁茶漬けや汁物や鍋物までと、現代風の和食にも応用されています。
ビーフジャーキーはスープ料理の具材としても使うことができます。ビーフジャーキーは牛肉の旨味が凝縮されているばかりか、あらかじめ塩味やスパイスなどで味付けされています。このビーフジャーキーの旨みをスパイシーなお出汁として利用すれば、簡単に美味しいスープができ上がります。
鍋にスープとコンソメ一つ、塩コショウを少々加え、あとはお好きな野菜を入れます。ブロッコリー、ジャガイモ、ニンジンなどが入ると色もきれいです。ビーフジャーキーの小片を2つ3つ乗せるとできあがりです。
ビーフジャーキーは玉葱の甘味とも好相性です。ビーフジャーキーのコクが引き立ちます。一味違ったオニオンスープが飲みたいという時におすすめの一品です。
他にもいろいろなレシピが考えられますが、ビーフジャーキーで取ったお出汁は利用範囲が広いので、独自のレシピを考案してスープ料理のレパートリーに加えてみてはいかがでしょうか。
ビーフジャーキーを使えばいつものサラダを簡単にグレードアップさせることができます。
ポテトサラダのような混ぜ込む系では、小さく刻んでそのまま加えるだけです。味がついているので、調味料も少なく済みます。
マリネ系のサラダでは、細かく刻んで、マリネ液に混ぜます。こちらも調味料は少なく。マリネ液や野菜の水分でしっとりとした食感になります。
コールスローにもおすすめです。少し水に漬けて、柔らかくしてから裂いたり、切ったりするとよいでしょう。
牛肉の旨味が凝縮され、あらかじめ味付けもされているビーフジャーキーは料理の素材としても沢山の使い道があります。ビーフジャーキーは日持ちもよいので、スナックやお酒のおつまみだけでなく、料理の素材として常備しておくのもよいかもしれません。煮込み料理やサラダ、炒め物など、皆さんのアイディアでオリジナルのレシピを考案されてはいかがでしょうか。